撮影禁止が守るものは

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は商品展示の撮影禁止についてです。

昨日、雑木囃子の寄木細工の作品展示について
撮影禁止が残念だと述べました。

私は写真撮影を許可した方がメリットが大きいと考えています。

雑木囃子の今回の展示は、商品として販売していること、
展示は無料であること、を考慮すると
撮影禁止はもったいないと思うのです。

以前ご紹介したRinも撮影禁止でしたが、
まったく同じことを感じました。

多くの人に見てもらう、知ってもらうことの価値を
もっと重視してはどうかと考えます。

撮影禁止で守っているものとは何でしょうか?

撮影を許可するデメリットを考えてみます。

写真を見たら購買する必要がなくなってしまう。
下手な写真はブランド価値を下げる。
写真を見て展示やデザインを模倣されることを恐れている。
撮影行為やフラッシュが他のお客様に迷惑をかける。

このようなことが考えられます。

しかし、これらのデメリットより、
多くの人に写真を撮ってもらい、見てもらうことによる
クチコミや話題づくりのメリットに目を向けてはどうでしょうか。

入場有料の展示会であるバウハウス・デッサウ展でも、
ブロガーを呼んで、撮影してもらったり、
文章を書いてもらったりしています。

写真を盛り込んでバウハウス・デッサウ展を書いた
二つのブログをご紹介します。

弐代目・青い日記帳
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1432

前村記念博物館ブログ
http://www.jmam.net/blog/archives/2205.html

素敵なブログだと思います。

バウハウス・デッサウ展は当ブログでも書いています。
(写真はありません)
http://brand-design.seesaa.net/article/101331895.html


勘違いして欲しくないのですが、今回の話題、
私が撮影できなかったから、文句を言っているのではありません。

デザインした商品をどう売るかを考えたときに、
撮影禁止にした方が売れるのなら、それでよいのです。

撮影禁止にするメリット・デメリットの検討の際には、
商品が売れることやブランド構築の観点を重視して欲しい
と私は考えています。

このテーマ、デザイン経営研究会でも
機会があれば議論してみたいですね。

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