おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
2009年も残りわずかとなりました。
2009年のブランドを振り返りましょう。
話題は2つです。
1つ目の話題です。
今年のキーワードは「エコ」でした。
年を追うごとに環境意識が高まりつつあったわけですが、
今年は景気後退の影響もあって、
省エネルギー志向、節約志向の波にのった印象です。
「エコ」を聞かなった日はなかったように思います。
エコカー、エコポイント、エコツアーなど、
各企業・団体がこぞって「エコ」をつけた
商品・サービスを打ち出しました。
「エコ」が消費者の支持を集めているのです。
皆様の会社では「エコ」の観点で
他社と商品・サービスに差をつけているでしょうか。
今からでも遅くありません。
取り組んでみてはいかがでしょうか。
そのような状況で、残念ながら「エコ」を
売りにした消費者を欺くような以下の行為も見られました。
公正取引委員会の報道発表資料
http://www.jftc.go.jp/pressrelease/09.april/090420.pdf
日立アプライアンスのニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2009/04/0420b.html
YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20090420-OYT1T00994.htm
日立製作所の100%子会社での事件ですが、
「日立はすべてを、地球のために」というTVCFの言葉は
事件以降、聞かれなくなりました。
昔から言い過ぎではないかと思っていたコピーでしたが、
事件後は、うわべだけの言葉だなと強く思ったものです。
皆様が「エコ」に取り組むなら、真摯な姿勢でやりましょう。
2つ目の話題は、
今年は宣伝量(知名度)や、あこがれの強さで売る
ブランドが苦しだことです。
個別の企業名を挙げるのは控えますが、
銀座の海外高級ファッションブランドの撤退や
百貨店の苦戦などが挙げられるでしょう。
「見栄を張る」から「お買い得を求める」に
振り子が振れています。
この流れは昨年のプライベートブランドの躍進とも
共通するものです。
単に知っている、みんなが持っているブランドではなく、
お値打ち感を追求したブランドに
特に注目が集まった年になりました。
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