おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
参院選にW杯決勝、大相撲にゴルフ全米女子オープンと、
昨夜からニュース続きでテレビにくぎ付けになりますね。
今日は平成19年3月にまとめられた
「デザインの開発・管理・保護・出願戦略に関する調査」
のご紹介です。
いつかご紹介しようと思いつつ、月日が経ってしまいました。
同調査は平成18年度の「意匠・出願動向調査」の一部として
特許庁が実施したものです。
特徴的なデザインを行った企業や、意匠出願が多い企業を
対象にアンケート調査を行っています。
この調査によると、デザイン開発のアウトソーシングについて
「よく行っている」17.5%、「ときどき行っている」40.9%、
「ほとんど行っていない」41.6%、
という数値が読み取れます。
デザイン開発に積極的に取り組んでいる企業の中には、
ほぼ自前だけでデザインしている企業が4割もあるのですね。
他にもデータを見ていきましょう。
デザインの開発開始から製品発売の期間はおおよそ1年である。
意匠出願は製品発売の3カ月~5か月前である。
意匠審査の期間は、出願から一次審査結果の通知まで
(ファーストアクション期間)で平均6~7ヶ月である。
一次審査結果の内訳として、即登録が全体の60%、
拒絶理由通知の後、意見書等を提出し登録になるものが20%、
拒絶査定になるものが20%である。
意匠権の平均的な維持期間は4年から10年が7割程度。
11年以上は約25%、となっています。
4分の1はロングライフ商品になるということでしょうか。
詳しい調査結果については以下のページをご参照ください。
http://www.jpo.go.jp/shiryou/isyou_syouhyou-houkoku.htm
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