「思い」は見えないけれど・・テレビ広告の力(2)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
テレビ広告の力について昨日の続きです。

まず、定量面から見ていきます。

電通が2月23日に発表した
「2010年(平成22年)日本の広告費」によれば、
2010年のテレビ広告費は1兆7321億円です。

テレビは最も広告費が使われている媒体で
日本の広告費全体の29.6%を占めています。

インターネット広告費は7747億円で2番目に大きく、
以下、新聞広告6396億円、折込広告5279億円と続きます。

先の資料を元に、テレビ広告とインターネット広告をグラフにしました。

日本の広告費グラフ.jpg

こうして見ると、確かにインターネット広告は成長していますが、
2010年でもテレビはインターネットの2倍以上の
広告媒体であることがわかります。

テレビ広告の減少幅は、ネットの伸び幅よりも小さいです。

定性面で言及すると、昨日の記事につながりますが、
ACの広告の認知度は極めて高いです。
「思い」は見えないけれど「思いやり」はだれにでも見える
私の周りでも知っている人ばかりです。

総理大臣の名前より認知度は高いかもしれません。
(総理大臣の名前が答えられない大人もいますよね・・)

子供からご年配の方まで、
これだけ幅広く認知される媒体はないでしょう。

インターネットや新聞、雑誌、ラジオには偏りがあります。

これらの媒体には偏りがあるから、
ターゲットに絞った広告ができる魅力があります。

しかし、とにかく多くの人に伝える力において、
テレビの強さは2011年の今も絶大で健在です。

twitterやfacebook、ネット広告の力は認識しつつも
テレビ媒体の力も的確に認識しましょう。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック