1月31日に「かわさき産業デザインコンペ2011」の
公開審査会がかながわサイエンスパークで行われました。

川崎市内の企業が提示する課題にデザイナーが応募し、
1次審査を通過したデザイン案を、デザイナーが
企業の協力を受けて制作したモックアップにしています。
モックアップを見ながら最終審査するイベントです。
今年も172点の応募がありました。
課題提示をする協賛企業や応募件数も増えて、
ますますにぎわいのあるコンペになってきました。
グランプリは「String Strainer 目詰まりのないザル」です。
大村卓さんは見事、昨年に続きコンペ2連覇となりました。
おめでとうございます。


プラスチック成型が難しいようですが、
利便性や完成度が高い提案だと思います。
評価を丁寧に重ねたデザインプロセスや着眼点も素晴らしく、
納得のグランプリでしょう。
優秀賞となった3作品のうち、
「組み合わせ方により、さまざまな遊びができる運動用マット」
と「ヒナンおたすけ君」(避難用降下補助装置)
も面白い提案でした。

運動用マットはアイデアが面白く、創造性も刺激する
デザインコンセプトがとてもよかったです。
降下補助装置は安心感のあるデザインが良く、
商品化のニーズも感じられます。

両方とも体を預ける商品で、商品化に向けて
デザイン改良の余地は感じられましたが、
優秀賞にふさわしい提案でした。
毎年楽しみに参加しています。また来年も参加したいです。
(参考)過去の記事
かわさき産業デザインコンペ2008
http://brand-design.seesaa.net/article/113920432.html
かわさき産業デザインコンペ2009
http://brand-design.seesaa.net/article/140546071.html
かわさき産業デザインコンペ2010
http://brand-design.seesaa.net/article/185197655.html
この記事へのコメント