おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
金沢21世紀美術館に行ってきました。
開館してまだ8年ですが、日本屈指の人気美術館となりました。
美術界における旭山動物園のイメージでしょうか。
現代アートをとても親しみやすくした美術館です。
子供や「芸術は苦手」という大人もここなら楽しめます。
視覚的に印象が強いものが多く、開かれた空間なので、
難しいものと無理やり向き合わされる感じが少ないからです。
館内の一部で許されている写真撮影は、私的使用目的に
限られており、残念ながらブログに載せられません。
作品をいくつかご紹介します。
一番有名な作品は「スイミングプール」でしょう。
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=30&d=7
作品が面白いのはもちろん、鑑賞している人の表情や態度も
観察すると面白いです。
この作品は、入口からの近さの関係で
多くの方は先にプールサイドから「水中」を見ます。
「なんでプールなんか見ているの?」と言いながら、
人が集まっているプールサイドから「水中」を覗きこんだ
(おそらくこの作品のことはそれまで知らなかったであろう)
修学旅行生は、プール内の人を見て、
目を丸くして、腰を抜かしたように驚いていました。
水中のはずなのに、服を着た人が手を振ったり、
写真撮ったりしているのですから、混乱するのもわかります。
写真にあるラッパのような作品は
「アリーナのためのクランクフェルト・ナンバー3」
という名前が付いています。
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=30&d=2
美術館の周辺に12個あって、近くにあるものとは限らない
2個がつながって会話ができる作品です。
「雲を測る男」も面白く、また哲学的で印象的な作品です。
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=30&d=3
私が好きなジェームズ・タレルの
「ブルー・プラネット・スカイ」もあります。
これらは恒久展示です。
見るたびに刺激を受けられる作品でしょう。
もちろん企画展もあり、私が行った時には
「工芸未来派」や「ソンエリュミエール 物質・移動・時間」
が開催されていました。
デザインギャラリーでは、
「Olive1982-2003 雑誌『オリーブ』のクリエイティビティ」
が開催されていました。
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=46&d=1129
時代を切り取り、社会をつくった雑誌のコンセプトや
デザイン、それらの変化は面白かったです。
金沢21世紀美術館のコンセプトや工夫の面白さは、
長くなりましたので次回にまたお伝えします。
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