華と穏の表現技法事例

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

今日は金沢ひがし廓「志摩」と鈴木大拙館についてです。

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金沢ひがし廓「志摩」は、ひがし茶屋街にあるお茶屋で、
国の指定重要文化財になっています。

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お茶屋ですから遊ぶ場所としての華や粋があります。

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壁や襖も日常世界と違うことを感じさせます。

伝統芸能の美意識と合わせて、
ひとつひとつのデザインで学べる点は多いです。

鈴木大拙館は開館して1年の新しい施設です。
仏教哲学者の鈴木大拙の思想や足跡を伝える記念館です。

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MoMAも設計した谷口吉生さんの建築です。

建物の中は撮影しておりませんが、外からの眺めだけでも
静かに思索にふけることができるのではないでしょうか。

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明鏡止水を具現化したデザインで、すっと心が落ち着き、
風や光をより感じられる庭です。

建物内は明るさが押さえられていて、
落ち着いて展示を見られます。

単に現代的とかシンプルとは違う絶妙なデザインです。
自然や日本庭園に通じるところがあります。

華と穏の対照的な歴史建築と現代建築をご紹介しました。
背景となる思想や文化、その世界観の表現に
触発される方は少なくないでしょう。

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