今日は書籍のご紹介です。
「売れるデザインの新鉄則30」
日経BP社、日経デザイン編
http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/192920.html

パッケージデザインに消費者調査を基に、売れるデザインは
どのようなものか、法則として抽出したものです。
20~34歳を「若年」
35~49歳を「中年」
50歳以上を「シニア」
と分類し、さらに男女を分けて法則を導いています。
関東と関西の違いや、ネーミング、音感について
書かれたページもあります。
題材として取り上げられているのは、食品のパッケージが
多いのですが、他のデザインに十分応用できる内容です。
載っているデザインはそのまま真似できませんが、
法則なら活かせます。
中小企業では消費者調査にお金をかけられないので、
どのようなデザインにしようか考えるときに
新鉄則を元に仮説を立ててデザインができます。
全編カラーでないのが残念ですが、価格の関係で仕方ないです。
マーケティングリサーチの通りにビジネスをやっても
うまくいくとは限りませんから、
あくまで参考データとするのがよいです。
しかし、リサーチに資金をかけられない中小企業は、
デザインを感覚だけでなく、データを参考にする合理性も
考慮した方が成功確率は上がります。
鉄則21:シニア男性は「情」で、女性は「理」で攻めよ
は私も意外でした。思っていたものとは違う結論でした。
中小企業経営者の方も、自身が思うものと違う
セオリーが鉄則にあるかもしれません。
デザインの参考になる一冊です。
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