今日から新しい年度のスタートです。
頑張っていきましょう!
新しいスタートにふさわしい話題として、
今日は台東デザイナーズビレッジのご紹介です。

東京都台東区が2004年に作った
ファッションデザインの創業支援施設です。
旧小島小学校の建物を改修して作った施設で、
話題になりました。

村長と呼ばれるインキュベーションマネージャーの
鈴木淳さんの支援もよく、
多くのデザイナーを輩出しています。
私が東京都中小企業振興公社の職員だった頃にも
お邪魔して、いろいろお話をお伺いしました。
独立してからは、2年に1回ぐらいのペースで
イベントに参加する形で行っています。
先日もセミナーに行ってきました。
今でこそ山手線の東側エリアが、
デザイナーの関心を集めるようになりましたが、
10年前はあまり注目されていませんでした。
しかし、この地域にはファッション関連の
製造業や卸売業の産業集積がもともとありました。
この強みに着目し、新たな人を呼び込む創業と
ネットワークづくりに台東区や墨田区などが
地道な努力を重ねてきたことが実を結びつつあります。
デザインに目をつけたところも良かったですね。
行政の中小企業支援には、
絞り込んで続けることがやりにくい習性があります。
行き過ぎた平等重視が特徴のない支援になったり、
新規事業の方が目立って評価されやすいので、
実績のある事業の予算がなくなったりします。
ですから、デザビレのような息の長い支援は
特に評価しています。
ソフト面での支援が充実している
インキュベーションは本当に素晴らしいです。
施設公開などのイベントを通じて
入居デザイナーと出会うこともできるので、
オリジナルグッズなどの開発につなげることもできます。
デザイナーを探す時に思い起こしたい施設です。
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