おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日はルーブルランスの展示についてです。
ルーブルランスは、独自に作品を収蔵しておらず、
パリのルーブル美術館から期間を決めて、
作品を借りているようです。
一番大きな展示室の「時のギャラリー」では、
手前から奥に向かって、
歴史が流れていく展示をしています。
パリのルーブル美術館のような
エジプト美術、ギリシャ美術、フランス絵画などの
カテゴリー分けではなく、
同じ時代に世界でどのような作品があったかを
見比べることができる展示手法です。
現在の展示の目玉は、一番奥にある
ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」です。
フランス人にとって、思い入れがあるであろう作品を
開館記念に(?)ルーブルランスに持ってきたようです。
作品の音声ガイドもかなり優れています。
実際の展示に合わせた映像があり、
指でスクロールすると館内を歩くように動きます。
解説を知りたい作品を指でタッチすると、
ヘッドホンからガイドの音声を聞けます。
音声ガイドは日本語版はなく仏語や英語版になります。
動画撮影しましたので、
その雰囲気を感じたい方はご覧ください。
「時のギャラリー」の先にはガラス張りの部屋があり、
「時間」をテーマにしたユニークな展示がありました。
ルネッサンスの特別展は3月で終わっていて、
行ったときは展示替えの時期のようでした。
特別展がなければ、鑑賞時間は1~2時間といったところです。
ランスはパリからTGVで1時間かかる地方の町です。
地方に美術館を作ったことが素晴らしいです。
土曜日に行ったのですが、
日本人も1人しか見かけませんでした。
そもそもアジア系の人がほとんどいませんでした。
パリの美術館より、静かにゆったり鑑賞できます。
美術館と地方は相性が良いのです。
上質な作品を展示すれば、世界中から観光客が訪れます。
ルーブルだからではありません。
香川県の直島にも多くの外国人が訪れています。
地方活性化や展示のヒントなど、
ビジネスでも参考になる点がいろいろありました。
次回はルーブルランスへの行き方をお伝えします。
(参考)ルーブルランスに関する日本語のwebサイトをご紹介します。
メゾン・デ・ミュゼ・ド・フランス フランス美術館・博物館情報
「待望のオープン!ルーヴルの厳選された名品が集う ルーヴル・ランス」
http://www.museesdefrance.org/special/201302/special01.html
フランス観光開発機構オフィシャルサイト
「リール郊外のランス(Lens)ルーヴル美術館分館、2012年12月12日に一般公開予定」
http://jp.rendezvousenfrance.com/ja/news/38843
フランス観光開発機構のブログ
「ランス(Lens)のルーヴル美術館分館オープン」
http://franceguide-blog.jp/cat10/lens-le-louvre-lens.html
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