マルシェの陳列に学ぶ

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
先週に続いてディスプレイの話です。

フランスにはマルシェと呼ばれる市場があります。

マルシェ01.jpg

パリのアリ―グルの市場を見ていて良いと思ったのは、
植物のつるや皮でつくられた籠で野菜を並べている点です。

マルシェ02.jpg

日本では、段ボールやプラスチック製の籠が
使われることも多く、
意外と自然素材の陳列容器は少ないです。

陳列の手間や什器の管理などを考えると、
段ボールやプラスチック籠は効率面で優れており、
価格競争が厳しい中では悪くない選択だと思います。

ただ、私は皮やつるで作られた籠の方が
自然な印象や農家から直接買うような感じがして、
買ってみたい気になりました。
(旅先では調理しないので、実際に買いませんでしたが)

マルシェ03.jpg

木の箱にたくさん積み上げている、上の写真も良いですね。

自然素材の容器は野菜との相性がよいのでしょう。

また、量感陳列と言って山盛りに積むことで、
お客様の購買意欲を刺激しています。

八百屋でも籠での陳列がなされていました。
段ボールでの陳列と両方使っています。

yaoya01.jpg
yaoya02.jpg

店や商品によっては、自然素材を使ったディスプレイを
試してみてはいかがでしょうか。

演出効果は高いですし、
効率重視の大企業より中小企業に向く戦術です。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック