おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
先週に続いてディスプレイの話です。
フランスにはマルシェと呼ばれる市場があります。
パリのアリ―グルの市場を見ていて良いと思ったのは、
植物のつるや皮でつくられた籠で野菜を並べている点です。
日本では、段ボールやプラスチック製の籠が
使われることも多く、
意外と自然素材の陳列容器は少ないです。
陳列の手間や什器の管理などを考えると、
段ボールやプラスチック籠は効率面で優れており、
価格競争が厳しい中では悪くない選択だと思います。
ただ、私は皮やつるで作られた籠の方が
自然な印象や農家から直接買うような感じがして、
買ってみたい気になりました。
(旅先では調理しないので、実際に買いませんでしたが)
木の箱にたくさん積み上げている、上の写真も良いですね。
自然素材の容器は野菜との相性がよいのでしょう。
また、量感陳列と言って山盛りに積むことで、
お客様の購買意欲を刺激しています。
八百屋でも籠での陳列がなされていました。
段ボールでの陳列と両方使っています。
店や商品によっては、自然素材を使ったディスプレイを
試してみてはいかがでしょうか。
演出効果は高いですし、
効率重視の大企業より中小企業に向く戦術です。
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