六本木ヒルズ・森美術館10周年記念展の
「LOVE展 アートにみる愛のかたち」のレポートです。
行くのがちょっと遅くなってしまいました。

その名の通り、愛をテーマにした美術展ですが、
対象としている作品は幅広いです。
作品の制作年は江戸時代から現代までに及び、
恋愛や家族愛にとどまらず、あらゆるものへの愛を
洋の東西も問わず展示しています。
かなりの力の入れようです。
六本木ヒルズのインフォメーションコーナーまで、
LOVE展にあわせた装飾です。

美術館の入り口近くから迫力ある作品があります。


作家名/作品名:バーバラ・クルーガー《無題(恋とは落ちてしまうもの)》
撮影許可された作品をご紹介します。


この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利 - 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。
自己を宇宙や自然に溶け込ませていくことを
表しているのかもしれません。
力強く、愛しくも感じられる水玉模様の角の
大きなエネルギーの前に、人の姿は
かすんでしまうに思えますが、
新たな光に照らされ、笑顔が広がっていました。


この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利 - 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。
着るものが、最後の最後まで身をまとうものとして、
ファイナルホームとして表現されています。
情報や安全など、人を守るさまざまものを示しています。
ハートマークだけではない愛を表現方法を学ぶのも
デザインにプラスになると思います。
力強い表現が目立ちました。
案内のリーフレットだけを見るだけでも
多様な表現を学べます。
小さな子供には刺激的な作品もあり、
やや大人向けの展覧会です。
客層は若い女性やカップルが多かったです。
一般的に美術展には中高年も多いのですが、
今回のテーマはもしかしたら気恥ずかしいのかもしれません。
企画の切り口が面白く、意欲的で作品の幅も広かったので、
美術ファンに限らず多くの方が楽しめる展示会です。
鑑賞時間として1時間半は欲しいです。
会期は9月1日まで。
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