21_21DESIGN SIGHT カラーハンティング展

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

今日は21_21DESIGN SIGHTの企画展
「カラーハンティング展 色からはじめるデザイン」のレポートです。

カラーハンティング01.jpg

企画展のディレクター藤原大さんが生み出した
デザインリサーチの手法「カラーハンティング」は、
自然や都市に存在する現実の色を
水彩絵具を調合してその場で紙片に写し取っていくものです。

カラーハンティング011.jpg

自然界にある色を採取するという
ありそうでなかった面白い試みです。

カラーハンティング02.jpg

デザインという行為は色と向き合うケースが多いわけですが、
日々刻々と変わっていく色、光の見え方を
しっかり記録していくことは、
デザインの基礎力を養うでしょう。

写真をたくさん撮りました。いくつかご紹介します。

カラーハンティング03.jpg

毎日の空の色を写し取った「スカイダイヤリー」は、
ひとつとして同じ色のない地球の姿を再認識させられます。

カラーハンティング05.jpg

写真は朱鷺の色を写し取った作品です。
美しい羽の色です。

カラーハンティング04.jpg

下の写真は「みずいろハンカチ」という作品です。

カラーハンティング09.jpg

写真では分かりにくいのですが、
それぞれの地域の水はそれぞれ成分が異なるので、
同じように青を染めても色が微妙に異なることがわかります。

「カラーボキャブラリ」は人が言葉から連想する色の関係を
図に落とし込んだ作品です。

カラーハンティング06.jpg

「ワニ」が緑色のイメージを持たれていることは、
理解しやすいのですが、
「山中伸弥」に青、「ミラノ」にも黄緑のイメージが
あるのは私にとって意外でした。

また、「甘酸っぱい」のイメージカラーを分析すると
写真のようになるそうです。面白いですよね。

カラーハンティング07.jpg

言葉には色があると考えることができるかもしれません。

カラーユニバーサルデザインに関する展示もありました。

世の中には色を認識しづらい方も結構いらっしゃいます。
認識しづらいといっても、大きくいくつかのタイプに分けられます。

赤い紙をもってタブレット端末の前に立つと、
そこには違う色の紙に見えるものがあります。

カラーハンティング08.jpg

4つのタイプの人に、それぞれどのように見えるのかが
わかる仕掛けです。

その他にも遊べる内容の展示もあり、親子連れもいました。

展覧会を通じて、人と色との関わりや歴史を学べます。
会期は10月6日までです。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック