箱根のポーラ美術館と上野の国立西洋美術館が共同で企画した
「モネ、風景を見る眼―19世紀フランス風景画の革新」
が開催されています。

クロード・モネの作品を中心とした展覧会です。
作品の良さについてのコメントは他の専門家に任せます。
今回、私がお伝えしたいのは、私立と国立の美術館が
初めて共同企画し、それぞれの収蔵作品を相互に貸し出して、
それぞれで開催するという企画内容です。
2013年7月13日から11月24日まではポーラ美術館で、
12月7日から2014年3月9日までは国立西洋美術館で開催されます。

展示作品は当然同じものが多くなるようですが、
一部は異なるみたいです。
今回をきっかけに、国立、私立に主体にとらわれず、
学芸員同士でどんどん連携して、
運営者を動かすようになるといいです。
近頃はキュレーターという言葉をよく聞くようになりました。
人々の関心を呼び起こしたり、気づきを与えたりするような
企画や展示の仕方を期待したいです。
熱心なファンにとっては、同じ作品を2館がどう並べて見せるかも、
見どころになるでしょう。
他と連携して、どう面白い企画を考えるか、
ビジネスチャンスはたくさんありそうです。
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