何にも前提を説明せずに「ね」と言う

前回のつづき、深澤直人さんのお話を紹介します。

・・・(紹介始め)・・・・・・

デザインは、あるモノ・コトに対してみんなが
どこかで感じあっている点をを探します。


私たちデザイナーの仕事は、
何にも前提を説明せずに、「ね」って言っているだけ。

お客さんが商品を買うときに、

私たちが「こんな感じですよね?」って言い、

お客さんが「はい、そうです。」とやりとりが成立すればいい

受け手がすでに持っていたマインドを職能として
具体化するのがデザイナーなのです。

・・・(紹介終わり)・・・・・・

商品でもポスターでもWEBサイトでもよいのですが、
お客様が、それらに触れたとき、
「あー、そうそう、そうだな。」と感じてもらえるか
というのは、とても大事なことだと私は思います。

そしてお客様が、論理的に深く納得すればするほど、
もしくは強く共感すればするほど、
そのモノ・コトは高い対価を得られるものになっている、
ともいえるでしょう。

また「何にも前提を説明せずに」というのもポイントですね。

商品の陳列棚でも、街の景観でも、
じっーと見てくれる人ばかりではありませんから。

ビジネスではやはり、わかりやすさも大切です。


展示会 Chocolate は商品化を積極的に狙った
デザイン提案の展示会ではないかもしれませんが、

デザイン力を磨く・発信するという目的をもった、
よい企画展になりそうですね。見に行きたいと思います。

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