日経デザイン「経営をトガらせるデザイン活用術」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
横浜も昨日、桜が満開になりました。

昨日で「笑っていいとも」が終わりました。
私が人生で一番見たバラエティ番組だと思います。

32年間、月曜から金曜日まで
毎日笑いを届け続けたことは偉業ですね。
いつも大いに楽しませていただきました。
感謝しております。

さて、今日は日経デザイン3月号の話題です。
特集は「経営をトガらせるデザイン活用術」でした。

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中小企業の事例が特に多い特集で、
興味深く読みました。
いくつかご紹介します。

ハリオの商品開発システムは
「FMS」(ファザー&マザーシステム)と呼んでいる
仕組みで、Fatherである営業とMotherである商品企画者が
協力してSonである製品を世に送り出していくものです。

営業、デザイナーの担当を一人ずつ決め、
両者が責任をもって商品を世に送り出しています。

このシステムは20年間運用しているそうですから、
かなり実践的なノウハウです。

リサーチも社内デザイナーが行い、
デザイナーがパッケージやコピーまで手掛けるそうです。

意見の対立があっても、その克服する策を一緒に考えることが
商品開発の失敗確率を減らすことができるのだと思います。

担当が一人ずつであることも良いと思います。
人数が多すぎるとエッジの効いた商品が作りにくくなりそうです。

「かみの工作所」の福永紙工の
デザイナーの活用システムも初期費用を抑えたい
中小企業にはとても参考になるはずです。

中堅中小はDesignで輝くの記事では、
「営業できる社内デザイナーを育て 下請けから提案型企業へ脱皮」
という題名で、樹脂製品の成形メーカー、本多プラスを
紹介していました。

デザイナーに実際に工場での製造現場に配属し、
その後、営業をさせることで、提案型企業として
業績を伸ばしています。

特集は、経営者がデザインを理解、活用し、
またデザイナーも経営リテラシーを上げることが
成功率を上げるためには必要というまとめでした。

私も同感です。
経営とデザイン、両方を良く学ぶことがやはり重要です。

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