今週も書籍のご紹介です。
福島屋 毎日通いたくなるスーパーの秘密
福島徹、日本実業出版社
ブランド経営の神髄と言える内容です。
愚直にお客様によい商品を届ける努力を
続けるスーパーマーケットの経営です。
戦略という言葉は似合いません。
自社の拡大や他社との競争の意識はほとんど感じられません。
「お客様に本当に美味しいもの、安全なものを届けること」
という理念、ポリシーを体現した経営です。
その努力がすばらしく、
他社が簡単に真似できないので、個性が際立っています。
人を育て、お客様とコミュニケーションをとり、
仕入先を支援までしてきたことがわかります。
私が同書をご紹介したのは、
書かれている手法を伝えたいからではありません。
理念を掲げ、理念の実現を真剣に考え、
取り組んできた経営姿勢をご紹介したかったのです。
「お客様に本当に美味しいもの、安全なものを届けること」
というポリシーがお客様に伝わり、
福島屋が売っているから買おうというお客様は多いです。
福島屋ほど信頼・信用されている企業は、
めったにありません。
福島屋は大手スーパーほど知名度はありませんが、
そのブランドロイヤリティは絶大です。
お客様、仕入先から大きな信頼を寄せられる考え方、
行動は、中小企業経営の手本になります。
事業意欲がわく一冊です。
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