台風が過ぎ去って横浜は秋が深まってきました。
今日は山梨県北杜市の清春芸術村のレポート続編です。
清春芸術村の中心的な施設である、
清春白樺美術館と光の美術館をご紹介します。
清春白樺美術館は1983年に、
「白樺派」の作家が理想としていた美術館を
吉井長三さんが具現化しようとつくられました。

雑誌「白樺」の展示だけでなく、
ジョルジュ・ルオーのコレクションも特色です。
清春白樺美術館も前回のブログでご紹介した
ジョルジュ・ルオー礼拝堂と
同じく谷口吉生さんが設計しました。
ルオー礼拝堂は1986年竣工なので、
清春白樺美術館の方が先に開館しています。
館内は邸宅のような感じでやわらかい雰囲気です。
その中で、暗めの重厚感がある作品が多いことが
印象的でした。
企画展も行っています。19日までは東山魁夷展です。
光の美術館は安藤忠雄さんが設計した小さな美術館です。
2011年に開館しました。
アントニ・クラーべの絵が展示されています。

照明を使わず、天井や外壁の一部からの自然光で
館内を照らす建築に特徴があります。

館内の写真は撮影できなかったので、webサイトをご覧ください。
http://www.kiyoharu-art.com/hikari/hikari-top.html
ぜひ内観の写真もご覧ください。
日や時間によって作品の見え方が変わります。
館内に差し込む光と、歩くことで同じ作品を
上下左右、斜めから眺めて楽しめる魅力があります。
清春芸術村へのバスは休日だと1日3本なので、
車もしくはタクシーがお薦めです。
私は9月の土曜日の昼に行きましたが、
私が着いたときに駐車場に停まっていた車が15台、
ひとつは練馬ナンバーで、他は山梨ナンバーでした。
清春白樺美術館は私のほかにいたのは2人だけでした。
光の美術館は私ひとり占めで楽しみました!
都会では味わえない贅沢です。
ぜひ静かにじっくり好きなだけ鑑賞してください。
たくさんの芸術家、作家、建築家から刺激が得られます。
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