今日は「東京ミッドタウンアワード2014のご紹介です。

先週ご紹介したデザインタッチで受賞作が展示されていました。
アートコンペ357件、デザインコンペ1072件の応募がありました。
デザインコンペの受賞作の中から4点ご紹介します。
今年のデザインコンペのテーマは和えるでした。
グランプリは「和網」(わあみ)です。
麻の葉、三崩し、青海波の文様とした焼き網です。


製造するのは大変そうですが、
青海波や麻の葉は縁起が良い文様なので、
商品化されたら喜ばれそうです。
準グランプリは「鎧カッパ」です。
子どもが喜びそうです。

私が気に行ったのは、小山薫堂賞の「origami tale」です。
物語のある折り紙です。

例えば、鶴の恩返しを折ると鶴に、
白雪姫を折るとりんごが完成します。
折り紙のデザインと折り方の研究の両方とも素晴らしいです。
何もないところから形をつくっていく折り紙の魅力とは、
また別の魅力が提示されたと思います。視点も新しいです。
考え方は折り紙がプラモデルに近づいた感じです。

蛙の王子さまや不思議の国のアリスなど作品数も多いです。
絵本とセットで販売すると面白いでしょうし、
このアイデアは他にももっと展開できそうです。
最後は、水野学賞の「おみく枝」(おみくじ)です。

こちらはくじ付きのアイスバーを彷彿とさせますが、
人々に単純に喜ばれそうです。
ただ、仕掛けが単純なだけに
商品化して収益を得るのは、ちょっとハードルが高そうです。
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