おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
21_21 DESIGN SIGHTで現在開催されている企画展
「活動のデザイン展」のレポートです。夜に行きました。
発展途上国の人々の収益モデルをつくるデザインや、
人々の行動・考えに影響を与えること狙ったデザインなどに
焦点を当てた展覧会です。
撮影ができますので、いろいろ写真を撮りました。
その中で特に私の目に留まったデザインをご紹介します。
「プラスティック・ゴールド」という展示は、
アフリカ西サハラの難民キャンプで2度のワークショップを行い、
難民キャンプで入手可能なペットボトルと熱い砂をつかった
アクセサリーをつくりだすことに成功したことを紹介しています。
展示には次のような説明が記されていました。
ペットボトルを素材に金色の糸をつくる→
大小様々な太さの棒を型にして編む→
熱した砂漠の砂の熱でネックレスが形成される
彼らの収入源につながるデザインです。
「マイン・カフォン」は地雷を爆発させるものです。
風で転がる玩具から発想したそうです。
風が動力ですから、エネルギー補給に困ることはありません。
竹と金属でできた地雷除去ボールは今日も転がり続けます。
「カン・シティ」という展示は、
移動式の鋳造機をつくり、ブラジル・サンパウロの
アルミ缶や廃油などの廃棄物を椅子にリサイクルする仕事を
生み出したデザインを紹介しています。
他にもさまざまな展示がありました。
デザイナーの社会貢献として良い事例紹介だと思います。
厳しい環境の中でも突破口が開けることを見事に示しています。
よい刺激を受けました。会期は2月1日まで。
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