おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
かわさき産業デザインコンペ2014のレポートです。
今年は1月27日に公開審査会が開催されました。
場所は、例年のかながわサイエンスパークから
川崎市産業振興会館に変わりました。
しかし、アットホームさと緊張感が同居する
雰囲気は変わりません。
171作品の中から選ばれた9作品の最終審査の結果、
今年のグランプリは「Sail Partition」、
MID 中林大昴、吉田瑠美さんになりました。
オフィスで使用する移動可能なパーティションです。
スチールパイプ、布地、木材で構成されていて、
解体してコンパクトに持ち運ぶこともできる作品です。
ヨットの帆をイメージした造形で美しく、構造もよく、
モックアップの完成度も高かったです。
商品化できそうです。
優秀賞に選ばれた作品の中で、
私が良いと思った他のデザインもご紹介します。
犬の散歩用マナーセットを収納する専用ハンディバッグ
「Oh!! ワンderfulbag」
犬の排せつ物を始末できるようビニールをセットでき、
取り外し可能で水洗いもできるポケットをもったバッグです。
機能性をもちつつも、バッグの美しさも
保てているデザインだと思います。
「はしおき縁起」は旋盤加工を使った用品という
デザイン課題に応えた作品です。
真鍮とステンレスで、分銅、扇、竹、ひょうたん、杵の
5つの縁起物をかたどった箸置きです。
事業として収益を上げるのはやさしくなさそうですが、
アイデア、デザインの面白さはありますね。
企業が出す課題に応えるデザイン案のコンペです。
デザイナーのアイデアには感心させられることが多いですし、
モックアップの制作に協力している課題企業も素晴らしいですね。
来年も楽しみにしたいです。
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