デザイン開発にかかる技術が特定ものづくり基盤技術に追加

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

経済産業大臣が、
中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律
(中小ものづくり高度化法)に基づく特定ものづくり基盤技術に
「デザイン開発に係る技術」を追加しました。

中小企業庁が2月9日に発表しています。
詳しくは以下のURLをご覧ください。
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2015/150209sapoin.htm

ものづくり・商業・サービス革新補助金や、
戦略的基盤技術高度化支援事業などの補助金を
受けるチャンスが広がりました。

高度化目標として挙げられている項目は次の6つです。

ア.審美性・感性価値の向上
イ.ユーザーが求める価値・経験の実現
ウ.製品・サービスのユーザビリティ向上
エ.製品の安全性・品質の安定性の向上
オ.環境負荷の低減
カ.ブランド化

日本の国際的な産業競争力の強化が目的ですので、
科学的な研究やデータの蓄積、人材の育成が
開発企業には期待されています。

デザイナーによる開発が
すべて補助金の対象になるわけではありません。

補助金の審査に通るには、デザイン開発の目的や
プロセスが明確であることが求められると思われます。

補助金を狙う企業は指針をしっかり読み込みましょう。
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/shishin.html

今までデザインは技術開発とは別にとらえられる場面も
多く見てきましたので、今回の指定をきっかけに、
技術としての認識が広がるといいですね。

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