おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
4月20日からソニーモバイルコミュニケーションズの
スマートフォン「Xperia J1 Compact」が
イオンにて販売されています。
ソニーモバイルコミュニケーションズの3月19日のニュースリリース
http://www.sonymobile.co.jp/company/press/entry/2015/0319_1_xperia_j1-compact.html
イオンの3月19日のニュースリリース
http://www.aeon.info/news/2015_1/pdf/150319R_1.pdf
今年1月に、ソニーが格安スマホ市場に参入する、
という見出しのニュースが流れました。
旧モデルの端末をSIMフリーで販売する
というような内容でした。
ソニーブランドは、
人のやらないことをやる、つねに一歩先んずることを
掲げてきましたから、私は気になっていました。
今回発売された「Xperia J1 Compact」は
webの「週アスPLUS」の記事によると、
2014年夏モデルと同等のスペックのようです。
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/316/316605/
最新とは言えませんが、性能が著しく劣る印象はありません。
また、端末の価格は税抜で54,800円と安くはありません。
データ通信料は確かに安いのですが、それは通信会社の話です。
私が見る限りでは、今回の端末は、
「格安スマホ」の分類の中においては
トップクラスの価格設定、性能のようです。
ソニーもイオンも「格安スマホ」の宣伝文句は避けているようです。
通信費を抑えながら、今までの「格安スマホ」端末よりも
性能の良い端末を発売したと言えるでしょう。
今回の機種に先進性は感じられませんが、その一方で
「旧モデル」「安売り」というイメージは持たれないように
できるだけ意識されたのではないでしょうか。
ソニーの携帯電話事業は業績があまり良くないようです。
持っている経営資源を生かした業績回復のため、
苦しい中でのギリギリの決断だったのかもしれません。
ソニーとしては当然売れてほしいのでしょうが、
売れれば売れるほど、
ソニーブランドには痛しかゆしになるかもしれません。
サブブランドをつける、
Xperiaをオーサーとして別ブランドにする、
などの戦術もあったと私は思いますが、
ソニーの判断がどうなるか見守りたいと思います。
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