GOOD DESIGN EXHIBITION 2015(3)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2015のレポート第3回です。

グッドデザインBEST100から、
私が特に気に入ったデザインをご紹介します。

最初にご紹介するのは、
小野金物卸商業協同組合の「播州刃物」です。
http://kanamono.onocci.or.jp

播州刃物01.jpg
播州刃物02.jpg

兵庫県小野市の鍛冶屋のブランディングと
利益率の向上によって、後継者を確保して
事業が未来へ続けていこうと取り組んでいます。

商品価値、価格、ブランド、デザインの見直しを
グループで取り組めているのは素晴らしいです。

ひとつにまとまって
新たな行動を起こすのは難しいので、
うまく働きかけた方は本当に素晴らしいですし、
結果が出ていることも賞賛したいです。

次はTenon合同会社の「STチェア」です。
http://www.small-axe.jp/

stチェア.jpg

牛皮を使用し、座り心地を追求した上で
10脚まで重ねて収納できます。

重さ2.7kgと、かなり軽い椅子です。
美しさもあり、木工技術の高さを感じます。

パナソニックのロボット掃除機「ルーロー」です。

ルーロー01.jpg

ルーローの三角形の形状にすることで、
隅まで掃除できるそうです。見事ですね。

ルーロー02.jpg

今日の最後はバルミューダの「The Toaster」です。
http://www.balmuda.com/jp/toaster/

バルミューダトースター01.jpg

小さじ1杯の水を入れて、スチームをおこして
パンの内部に水分を含んだふっくらとしたトーストが
できるそうです。

こちらも見事です。
現在は生産が追いつかないほどの売れ行きだそうです。

高級な電気炊飯器が売れて話題になったのは、
10年近く前になると思います。

それから大手の電機メーカーは
高級炊飯器を競って発売していますが、
トースターはそれほど進化していませんでした。

一方でバルミューダの着眼点は素晴らしいです。

実際に食べていないので、
製品の魅力は伝えられませんが、
デザインと技術革新への意欲を感じました。

日本の大手電気メーカーが
家電市場で苦戦している
背景のひとつかもしれません。

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