GOOD DESIGN EXHIBITION 2015のレポート第4回です。
グッドデザインBEST100から、
事業の新しさが目立ったデザインをご紹介します。
最初にご紹介するのは
freeeの「会社設立freee」です。
https://www.freee.co.jp/launch/

webサイトでの質問項目を埋めていくと
株式会社と合同会社の
設立に必要な書類を無料で作成してくれます。
私も試してみました。
細かいことや難しいことを省いて、
簡素に設計されています。
知識がある方には、
もの足りないところもあるでしょうが、
多くの人にとっては、むしろ親切でしょう。
家電のリモコンのボタンを
あえて少なくすることで
迷わなくなることと同じです。
無料でどうやってビジネスにしているのか
興味をもたれる方も多いと思います。
司法書士や印鑑制作の事業者への紹介手数料も
あるかもしれませんが、
基本的には、同社が運営している
クラウド会計ソフトの利用につなげることが
狙いだと思われます。
ただし、会社設立freeeのホームページを見ると、
0円、最短5分で会社が設立できそうに見えますが、
会社設立には登録免許税が必要ですし、
知識とスキルがないと
5分では難しいので注意してください。
次は、株式会社kedamaの「シェアビレッジ」です。
http://sharevillage.jp/
秋田県の茅ぶき古民家の
維持、再生の事業です。

「年貢」と呼ばれる年会費3000円を
支払うと「村民」になれます。
自分の好きなときに自分の村へ行き、
田舎体験ができたり、
村民同士の交流ができたりします。
別に料金がかかりますが宿泊もできます。
人が呼び込み、交流することで、
消滅の危機にある古民家が再生されます。

「年貢を納めて村民になろう」の
キャッチコピーは秀逸です。
言葉選びにも遊びが効いています。
年に一度の村祭りを「一揆」、
村民同士が村を訪れるツアーを「里帰」、
と呼んでいます。
この楽しそうな雰囲気が、
この事業の大きな魅力になっていると思います。
都会育ちで、農村に田舎を持たない人の中には
魅力を感じる人もいるでしょうね。
最後はクラウドワークスです。
クラウドソーシングの大手です。

当ブログでも昨年ご紹介しましたので、
今日は詳細は省きますが、
グッドデザインベスト100に選ばれています。
2015年4月3日「クラウドソーシングの発注例」
http://brand-design.seesaa.net/article/416703254.html
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