おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ブルーボトルコーヒーの記事の最終回です。
「BLUE BOTTLE COFFEE(ブルーボトルコーヒー)」の
人気の背景には、広報だけでなく、
デザインの良さがあると思います。
商標登録第5542190号
ブルーボトルコーヒーのロゴは水色です。
初めて見た時に、私は正直、
水色の瓶のコーヒーは美味しそうに見えませんでした。
あの水色のみの色づかいは、常識破りに思えるのですが、
競合他社とイメージカラーが重なりにくくなっています。
また、コーヒーや紙袋、木材は茶色に近いですが、
水色と茶色は色相環において反対側に位置する補色関係です。
対比が強く効いています。
(参考)色相環について、コニカミノルタのwebサイトです。
http://www.konicaminolta.jp/instruments/knowledge/color/part1/09.html
気持ちの調和があまりにも強く乱されて、
味を確かめたくなる効果をもたらしているかもしれません。
例えば、水色のパッケージの
レトルトカレーがあったら気持ちが乱されますよね。
アクセントは意識されていて、
ロゴをワンポイントで配置しています。
一度見たら忘れられないような強さがあります。
ワッフルを包んでいるのはコーヒーフィルターです。
環境配慮や、装飾をあまりしない素朴さも
意識したデザインになっています。
ただ、ブルーボトルコーヒーのデザインは
本格コーヒーには見えにいくいところもあるので、
全体のデザインをうまくまとめる技術が求められます。
この斬新さやゆるさのあるデザインが
若い人に受けていると思われます。
店員は若い人が多く、接客はとても丁寧でした。
行列ができている店で、
とても忙しいのに素晴らしいです。
先週もお話しましたが客層は、
コーヒー好きのような中年客もいましたが、
若い方の方が多かったです。
行列ができる人気は、デザインや新しさに
惹きつけられている顧客がもたらしているのでしょう。
いずれ異常な混雑は解消され、
長期的には、コーヒー通の再来店客を
どこまでつかめるかがポイントになるでしょう。
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