いわた書店「一万円選書」に小企業マーケティングを学ぶ

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
2週にわたり、小さい企業のマーケティング事例を
ご紹介します。

今日は北海道砂川市のいわた書店
一万円選書」をご紹介します。

「一万円選書」は、
お客様ひとりひとりにあった本を
店主の岩田さんが一万円分選んで
送ってくれるサービスです。

顧客はカルテと呼ばれるアンケートに答えます。

岩田さんがそのカルテを読んで、
その人に薦めたい本を選びます。

カルテには、印象に残っている本BEST20や、
人生で嬉しかった、苦しかったことなどの
質問が並んでいます。

じっくり考えて選んでいるので、
1日に数人分しか対応できないそうです。

ベストセラーを避け、
なるべく多くの本を読んで欲しいと
文庫を中心に選んでくれます。

その人の生い立ちや価値観をもとに、
普段の自分が選ばない分野や、
自分の知らない世界も提示してくれるのです。

手紙を添えて送ってくださるのも素晴らしいですね。

オーダーメイド型のセレクトショップです。

顧客へのサービス精神と豊富な商品知識が
このサービスを支えています。

店主と顧客の心が通ったサービスであることも
人気の要因でしょう。

たくさんの注文が届いているため、
現在は抽選でサービスを提供しているようです。

小規模な書店をとりまく経営環境は厳しいです。

雑誌の販売部数が減少しているだけでなく、
Amazonなどのネット企業の
利便性や品揃えに押されています。

電子書籍も脅威になっています。

どの書店で買っても
商品である書籍や雑誌は同じですし、
再販売価格維持制度のため価格も同じです。

そんな中で、商品や価格は同じでも、
資金量が大手に及ばなくても、
商売のやり方があることを
示してくれているのではないでしょうか。

次回は銀座の森岡書店を取り上げます。

参考webサイト
ライブドアニュース NEWSポストセブン
「北海道の書店店主が個別に対応 「1万円選書」に注文殺到」
http://news.livedoor.com/article/detail/11423548/

キナリノ「vol.48 いわた書店・岩田徹さん」
http://urx.mobi/AQuj
(URLが長いので短縮URLサービスを利用しています)

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック