

「デンマーク・デザイン」展が
横須賀美術館で開催されています。


デンマークは、ウェグナーやヤコブセンなどの
世界的な著名デザイナーを輩出した国です。
彼らのデザインやロイヤルコペンハーゲンの食器、
照明器具などのデザインが展示されていました。
私は隣国ドイツのデザイン(モダンデザイン、機能主義)
との対比を意識して鑑賞しました。
ドイツの影響もそれなりに受けたと思いますが、
デンマークは自分たちのデザイン思想を貫いてきたことが
感じられました。
人を包むような柔らかい曲線美と、
機能性を兼ね備えたデザインが多かったと思います。
作りやすさや費用面よりも、
温かみを重視したデザインという感じです。
また、デンマークには、
木材やプラスチックの高い加工技術があったからこそ、
これらのデザインが実現できたことも学べました。
手作業や民芸のような温かみのデザインとも違う、
先端的な加工技術が可能にしたデザインです。
華美な装飾はせず、
ひとつの素材を巧みに成形して
造形美で魅せているものが多かったです。
名作椅子に座れるコーナーもありました。
私も座りました。

リラックスできたり、優しさにつつまれたり、
それぞれのデザインに魅力がありました。
ペーパーコードの椅子も座り心地はなかなか良かったです。

革やスポンジなどの素材よりも
安く手に入る素材なら、座面に採用したのは
素晴らしいデザインだと思います。
レゴで作ったモザイクアートもありました。
レゴもデンマークの企業です。

横須賀美術館の展示は6月25日まで。
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