パナソニック汐留ミュージアムで
「AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展」が
開催されています。

日本を代表するプロダクトデザイナーの個展です。
すべて写真撮影可の展示会です。
嬉しいですね。

撮影可となったのは、
展示品がすでに発売された商品ばかりだから
という理由だけではないと思います。
展示会の名前である「AMBIENT」は
「取り巻く」「周囲」といった意味です。
プロダクトだけを撮影しても、
このデザインの価値がわかりにくいところもあります。
製品を置くことによって、空間のたたずまいが
どう変わるかを展覧会会場で感じ取って欲しいのでしょう。
有名な、無印良品の壁掛式CDプレーヤーもありました。



デザインの背景を語る短文も、
半分くらいの展示にはありますので、
デザイン思想を言葉で学ぶこともできます。
時計と照明、椅子のデザインが多かったです。

空間に溶け込みながら、
人の心を動かすと私が思うデザインを
3点紹介します。
マルニ木工の「HIROSHIMA ラウンジチェア」です。
なめらかな形状と素材が、周囲になじみながら、
やさしい空気を発しています。

auの「INFOBAR」です。
とても話題になったデザインです。

錦鯉から連想したグラフィックは
自然な感じを残しながら、強い個性を放っています。
プラマイゼロの「加湿器」です。

加湿器のある空間が
やわらかく、しっとり感じられます。
会場の前には、深澤直人さんに関する映像も
流れていますし、
デザインへの考え方を学べる展示会です。
会期は10月1日までです。
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