今年のグッドデザイン賞では、
「函館西部地区バル街」が
グッドデザイン特別賞(地域づくり)を受賞しました。
http://www.g-mark.org/award/describe/46066

今日は「バル街」をご紹介します。
「バル街」は、商業活性化のイベントとして、
中小企業診断士にはお馴染みです。
「バル街」はスペインの酒場「バル(Bar)」に
見立てた店を食べ歩くイベントです。
参加者は、700円×5枚綴りのチケットを購入し、
バルに参加した飲食店を地図を片手に巡ります。
参加店はお得な特別メニューを1チケットで提供します。
例えば、ピザとワイン、パンケーキとドリンクが700円です。
はしごが前提なので、
チケットだけの支払いが気兼ねなくできることや、
日ごろは入りにくい高級店でも気軽に行ける魅力があり
人気のイベントです。
地図を持って、新しい店を訪ね歩く楽しさがあります。
飲食店は、街全体で共同販促を行い、
新規顧客を獲得するチャンスです。
一度、店に入ってもらって、
店の味や雰囲気を気に入ってもらえれば、
リピート客につなげられます。
5枚のチケットが使い切れなかった場合は、
「あとバル」として、一部の店で一定期間使うことができます。
函館では、年に2回開催し
平成16年から14年続いています。
一夜で4000人を超える人が来るそうです。
補助金や助成金を受けずにイベントを継続し、
全国からの同様のイベントを開催したいという声に、
無償でノウハウを教えている活動は素晴らしいと思います。
私も函館にいずれ行きたいです。
この記事へのコメント