今年のデザインに関する話題を振り返ると、
「デザイン思考」(デザインシンキング)が
一般のビジネスの世界でも
広く知られるようになった一年だと思います。
Googleトレンドでこの10年の検索回数の
動向を見ると増えています。

実は、デザイン業界では
10年以上前から話題になっていました。
アメリカのデザインコンサルティング会社IDEOの
トム・ケリーが書いた「発想する会社!」は
2002年の発売ですし、
http://brand-design.seesaa.net/article/394710794.html
スタンフォード大学の「d.school」は
2004年ごろに創設されたようです。
しかし、昨年から今年にかけては、デザイナーよりも
ビジネスパーソンの方が積極的にデザイン思考を
学んで取り入れようとしている感覚を持ちました。
デザイン思考は、
アイデア発想や問題解決の手法です。
「共感」「問題定義」「創造」「プロトタイプ」「テスト」
の5つのステップからなります。
デザイン思考の大きな特徴は
2つと私は考えています。
顧客アンケートなどで聞くのではなく、
人間を観察し、一緒に行動して人間を理解すること。
話して考えるよりも、どんどん視覚化や
簡単な試作品制作を行って思考を深めたり、
評価を行ったりして、解決に向かうこと。
デザイナーの行動様式を
一般の経営課題の解決にも役立てようとする
動きが強まっています。
デザイン思考について詳しく学びたい方は
一般社団法人デザイン思考研究所の
webサイトをご覧になると良いでしょう。
https://designthinking.or.jp/
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