システィーナ礼拝堂に心を打たれる

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
バチカン美術館とシスティーナ礼拝堂の紹介です。
とても素晴らしかったので、ぜひ立ち寄っていかれることをお勧めします。

最後の審判03.jpg

サン・ピエトロ大聖堂の隣にはあるものの、
バチカン美術館の入口は、サン・ピエトロ大聖堂をいったん出て、
城壁づたいに北へぐるっとまわったところにあります。

下の写真で、右に立派に大きく見える門は出口で、
左に小さく見える通用口が入口です。

バチカン美術館01.jpg

バチカン美術館(博物館)は10を超えるミュージアムの集まりを指しています。
展示品はたいへん多く、1日ですべてを見ることは困難です。
世界中から観光客も押し寄せていて混雑しています。

私はガイド付きツアーに参加しました。
写真は地図の間です。

バチカン美術館02.jpg

両脇のタペストリーの地図だけでなく、天井の装飾も豪華です。

ラファエロの間は、いくつかの部屋からなっていて、
そのうちの署名の間に、
ラファエロの「アテネの学堂」があります。

バチカン美術館03.jpg

中央いる二人は左がプラトン、右がアリストテレスだそうです。
ルネサンスを象徴する名画です。

ラファエロは自らを右端に小さく描いています。
黄色の服の人と、白い帽子をかぶった人との間に
顔を見せている美青年がラファエロです。

バチカン美術館04.jpg

バチカン美術館の一番の目玉はシスティーナ礼拝堂でしょう。

システィーナ礼拝堂では写真撮影ができません。
礼拝堂の祭壇の壁画はミケランジェロの「最後の審判」です。
冒頭の写真は、バチカン美術館で買った絵はがきです。
ごめんなさい。お許しを。
下の写真は礼拝堂近くの中庭にあった案内板の写真です。

最後の審判01.jpg

「最後の審判」は1536年から41年にかけて書いた大作です。
縦14メートル、横13メートルで世界最大の壁画だそうです。
フレスコ画です。

中央にキリストがいて、横にマリアがいます。
キリストが裁き、絵画の左側の死者は天国へ、
右側は地獄へ落ちていきます。

天井の中心部には、天地創造から始まる創世記が描かれています。
こちらもミケランジェロの作品です。
最後の審判よりも先、1508年から12年にかけて描かれました。
絵は下の画像よりリンク先が綺麗です。
http://www.museivaticani.va/content/museivaticani/en/collezioni/musei/cappella-sistina/volta.html

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写真の画像の
下側が祭壇(「最後の審判」がある)側、上側が入口側です。
(リンク先では右が祭壇側です)

真ん中の9区画の絵は、
一番下の「光と闇の分離」から始まり、上へ進んでいきます。
4つ目には「アダムの創造」、
9つ目(一番上)には「ノアの泥酔」が描かれています。

最後の審判や天井画、その他の絵画もずっと見ていました。
厳粛な空間で20分くらいでしょうか。
礼拝堂ですから静かです。
時空を超え、死生観を含む、壮大な世界が描かれています。

さまざまな芸術作品を見ましたが、
システィーナ礼拝堂は、今までで最も心を打たれたかもしれません。
構図や色づかい、鋭さ、圧倒されました。

絵画館(ピナコテーカ)にも、すてきな作品がたくさんありました。

バチカン美術館05.jpg

バチカンの他の美術館、博物館にもたくさんの見どころがあります。
500年位前の世界や文化を感じられます。

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