グッゲンハイム・ビルバオ美術館の展示作品を見ましょう。
夜のグッゲンハイム・ビルバオ美術館も美しいです。
夜20時まで開館しています。

展示は20世紀後半以降の現代芸術です。
世界の芸術家の作品が並びます。屋外から見ます。

美術館の左にある赤い橋脚・アーチは
ダニエル・ビュランの「Arcos rojos」です。これも作品です。
2007年に美術館開館10周年で作られたそうです。

上の写真は、ルイーズ・ブルジョワの「Maman」(ママン)です。
六本木ヒルズにもある作品です。
蚊を捕まえる蜘蛛に母を重ね合わせているようです。

右の花の犬は、ジェフ・クーンズの「Puppy」(パピー)です。
パンジーが彩り、季節によって見え方が変化します。

同じくジェフ・クーンズの「Tulips」(チューリップ)

アニッシュ・カプーアの「TALL TREE & THE EYE」
館内展示を見ましょう。

平日の11時前、入場券の購入に列ができています。
入場料は13ユーロです。
オーディオガイドを無料で渡してくれます。
日本語がないので英語を受け取りました。

観光客は外国人が多く、世界から集まっています。
グッゲンハイム・ビルバオ美術館では、
日本人を夫婦2人しか見ませんでした。
この美術館で一番有名な作品は
リチャード・セラの「The Matter of Time」です。

大きさは約100メートルあるらしく、高さも4メートルあります。

巨大な鉄の彫刻の中を歩くと、
他には味わえない独特の感覚がありました。
ビルバオは鉄の街ですから、ふさわしい作品ですね。
この作品のためにこの展示室が用意されたらしいです。
まるでペトラ遺跡の渓谷のような、
両側に迫る崖の間を歩くような感じです。
鉄ですが建築物の中を歩く感じではなく、
どこかにわずかに温かみを感じました。
展示室の入口には、撮影禁止、作品に触らない、
作品に近づきすぎない、という注意事項がありました。
中で写真や動画を撮りたいし、彫刻も触りたいですが、
彫刻の中は狭いところもあってぶつかったり、渋滞しそうですし、
鉄が錆びそうですから仕方ないですね。
1階の他の常設展示を紹介します。

ジェニー・ホルツァーの「Installation for Bilbao」

オノ・ヨーコの「Wish Tree for Bilbao」(ウィッシュツリー)
2階と3階で展示されていた企画展は撮影禁止でした。
私の訪問時には
「Art and China after 1989 Theater of the World」
と「Chagall」が行われていました。
天安門事件以降の中国の芸術と、シャガールの展示です。


3階の常設展示らしき部屋には、
マーク・ロスコやアンディ・ウォーホルがありました。

バスク地方の作品もしっかり展示されています。
これらの作品も撮影禁止でした。
ミュージアムショップもあります。

スミスキーが売っていました。

バスク地方は美食で有名です。
グッゲンハイム・ビルバオ美術館はレストランも充実しています。
ミシュランで星を獲得している高級レストラン「Nerua」(ネルア)と、
ビストロ「Bistro Guggenheim Bilbao」があります。

昼食をビストロで思ったのですが予約で満席でした。
ビストロもきちんとしたレストランで良い雰囲気でした。写真右です。

写真左のバルは気軽に食べられます。こちらも昼は並んでいました。
半日でも楽しめますが、1日じっくり楽しめる美術館です。
ビルバオはマドリッドから特急列車で5時間、
バルセロナからは6時間半かかります。
飛行機でもそれぞれ約1時間かかります。遠いです。
夜はバル巡りしながら宿泊して、
ゆったり滞在しながら現代芸術を楽しむところです。
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