パセオ・デル・アルテでプラド美術館へ

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
スペイン、マドリッドのプラド美術館のレポートです。

プラド美術館は世界でも指折りの美術館です。
1819年に王立美術館として開館し、
スペイン王家のコレクションが展示されています。

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12世紀から19世紀にかけてのスペインや
フランドル地方やイタリア、欧州各地の絵画が展示されています。

特にスペイン画家の巨匠、
エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤの
3人の作品をたくさん見られます。

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プラド美術館の正面にはベラスケスの像があります。
建物正面は修復中でした。

写真はゴヤ像です。
正面から左に回った入場券売場の近くにあります。

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私は「Paseo del Arte」(パセオ・デル・アルテ)で入場しました。

パセオ・デル・アルテは、
プラド美術館、ティッセン・ボルネミッサ美術館、
ソフィア王妃芸術センターの3館セット入場券です。
29.6ユーロです。

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3館の入場料は、プラド美術館が15ユーロ、
ティッセン・ボルネミッサ美術館は12ユーロ、
ソフィア王妃芸術センターは10ユーロなので、
7.4ユーロお得です。

チケットは1年間有効なので同じ日に行く必要はありません。

パセオ・デル・アルテの注意点は、
ティッセン・ボルネミッサ美術館では
パーマネントコレクション(常設展)だけが見られます。
企画展は見られないので注意です。

私はソフィア王妃芸術センターを
一番初めに訪問して
ソフィア王妃芸術センターで買いました。

プラド美術館はチケット売り場が
混んでいることもあるみたいなので、
ティッセン・ボルネミッサ美術館か
ソフィア王妃芸術センターで買うのもよいでしょう。

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写真は平日15時のプラド美術館の入場券売場です。
入場券を買う列はありませんでした。
12時には少し人が並んでいました。

入場券のある人は、ベラスケス像のある正面から
左にぐるっと裏手にまわったところから入場します。

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展示室は撮影禁止なので、
館内写真は入口からの写真だけです。
リュックサックなどの荷物はロッカーに預けます。

エル・グレコ「正三位一体」「羊飼いの礼拝」
ディエゴ・ベラスケス「ラス・メニーナス」
フランシスコ・デ・ゴヤ「マドリッド、1808年5月3日の銃殺」「着衣のマハ」「裸のマハ」

他にもデューラー、ラファエロ、ティツィアーノ、ルーベンスほか巨匠の作品がたくさんあります。
圧巻です。

有名な作品は以下のURLからご覧ください。
https://www.museodelprado.es/en/mi-prado/recorridos-recomendados

プラド美術館には日本語の美術館ガイドがあります。
表紙の絵はエル・グレコの「胸に手をあてた貴人の肖像」です。

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日本語のオーディオガイドもあります(6ユーロ)。

プラド美術館は大きく、35000点の作品を収蔵し、
常設展だけでも1300作品展示されているらしいので、
すべての作品を見るのは困難です。

オーディオガイドの対象も注目の作品だけですが、
すべて聞いて鑑賞したら丸一日かかるでしょう。

素晴らしい作品ばかりなので、駆け足で見るよりも
気になった作品をじっくり鑑賞した方がよいと思います。

約800年間の西洋絵画の粋を集めており、
歴史や表現手法の幅や厚みを感じます。

ヘロニモス館がビリャヌエバ館(本館)に隣接しており、
企画展が行われていました。

ヘロモニス館の展示は小さく、
ビリャヌエバ館と一緒に無料で見られますので
時間が許せば立ち寄るとよいでしょう。

カフェとミュージアムショップもあります。

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