ティッセン・ボルネミッサ美術館のご紹介です。

ティッセン‐ボルネミッサ美術館は、
ハインリッヒ ティッセン・ボルネミッサ男爵と
ハンス ハインリッヒ ティッセン・ボルネミッサ男爵の
親子2代のコレクションがもとになっています。
スペイン政府が作品を買い取り、
ビリャエルモサ宮殿を改装して1992年に開館しました。
プラド美術館の斜め向かいにあります。
最上階の2階(日本でいう3階)から鑑賞すると、
時代の流れに沿って楽しめます。

15世紀からの20世紀までの西洋絵画があります。
主にイタリア、オランダ、ドイツ、スペイン、
アメリカ、フランドルの絵画があります。
ビットレ カルパッチョ「若き紳士」

レンブラント「帽子と2本の鎖を身に着けた自画像」

芸術運動では、ルネサンス、バロック、
印象派、フォービズム、キュビズム、
シュルレアリスム、ポップアートなどがあります。
肖像画や風景画が多いです。
ゴッホ「オーヴェルの風景」

アンドレ ドラン「ウォータールーの橋」

ロイ・リキテンスタイン「入浴中の女」

日本語の美術館ガイドと
オーディオガイドもあります。
じっくり楽しめます。
日本語ガイドへのリンク
https://www.museothyssen.org/sites/default/files/document/2017-03/Folleto_JAPONES_ES.pdf

ちなみにガイドの表紙の絵は、ドメニコ ギルランダイオの
「ジョバンナ ジョヴァンナ・トルナブオーニの肖像」です。
息子のハンス ハインリヒ ティッセン・ボルネミッサ男爵の
妻カルメンのコレクション、
カルメン ティッセン‐ボルネミッサ コレクション
も増築して加わりました。

私の訪問時には、さらに2つの特別展が開催されていました。
ハンガリー系フランス人のアーティストの
ヴィクトル・ヴァザルリの特別展と、
クロード・モネとその師匠、ウジェーヌ・ブーダンの特別展です。
「ヴィクトル・ヴァザルリ:オプ・アートの誕生」展
https://www.museothyssen.org/en/exposiciones/victor-vasarely-birth-op-art


「モネ/ブーダン」展
https://www.museothyssen.org/en/exposiciones/monetboudin

2週前にご紹介した
Paseo del Arte(パセオ・デル・アルテ)では
特別展は見られません。
今回は時間もなかったので特別展はあきらめました。
ただ常設展だけでも2時間は鑑賞しました。
見ごたえは十分にあります。
作品数はおよそ1000点あるそうです。
プラド美術館の陰に隠れがちですが、
先週ご紹介したソフィア王妃芸術センターと、
ティッセン・ボルネミッサ美術館もとても素晴らしかったです。
両館ともお勧めします。
美術館に隣接するカフェレストランも
よい雰囲気で、美味しかったです。

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