イチロー選手が引退しました。来週には新元号が発表されます。
ひとつの時代が終わって、新しい時代が幕を開けます。
東京ステーションギャラリーで4月14日まで
「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」が開催されています。
ヴィトラ・デザイン・ミュージアムと
アルヴァ・アアルト美術館が企画した美術展で、
ドイツ、スペイン、デンマーク、フィンランド、
フランスと巡回されて日本にやってきました。

私は昨年秋に葉山の神奈川県立近代美術館で見ました。
写真は神奈川県立近代美術館での展覧会の様子です。
4月27日からは青森県立美術館に巡回します。

アルヴァ・アアルトはフィンランドの建築家、デザイナーです。
展覧会では、アルヴァ・アアルトが設立した
家具メーカーのaltek(アルテック)と
アアルトのデザインが今も人気商品である
ガラスメーカーのiittala(イッタラ)が
スポンサー協力しています。

スケッチ、図面、照明器具や家具、ガラス製品、
建築の写真や模型など多くの展示があります。
展示は撮影できなかったのですが、
神奈川県立近代美術館葉山館では「アアルトルーム」があり、
スツールやアームチェアに座ったり、テーブルに触ったりできました。
写真も自由に撮れました。



自然からインスピレーションを受けた造形と、
素材に木を使った温かみのあるデザインです。


曲線の美しさや、職人の技術を重視していて、
アーツ・アンド・クラフツ運動の考えに近いとも
私は思っています。
花瓶「サヴォイ・ベース」が
80年たった今も愛されているのは、
自然を感じる曲線と、ガラス工芸の美しさが
人にやすらぎや触発を与えるからではないでしょうか。

もちろん機能性や合理性、量産も考えています。
自然を見つめ、人の暮らしや気持ちを見つめて、
モダニズムデザインを昇華させたと言えるかもしれません。
ペンダント・ランプ A331ビーハイヴ(ハチの巣)

デザインの魅力が一杯詰まっています。
大好きです。
展覧会については下の2つのwebサイトも参考にしてください。
Artek JAPAN巡回展「アルヴァ・アアルト-もうひとつの自然」
Casa BRUTUS「知られざるアルヴァ・アアルトに迫る展覧会。」
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