お盆休みはいかがお過ごしでしょうか。

夏休みに涼しい美術館はいかがですか。
先日、国立西洋美術館の「松方コレクション展」に
行ってきました。

開館60周年記念にふさわしい展覧会です。
松方幸次郎は、
神戸の川崎造船所(川崎重工業)の
社長を務めていました。
美術館を作って日本人に美術を見せたいと、
ロンドンやパリで大量の美術品を買い集めます。
ブラングィン、モネ、ゴッホ、ゴーギャン、
ロダンなど近代の作品を中心に、
中世の作品まで3000点以上買っています。
昭和金融恐慌や第二次世界大戦によって、
コレクションの一部は売却され、
フランスに接収もされました。
国立西洋美術館は、
フランスから寄贈返還された作品を
展示するために建設されました。
国立西洋美術館の収蔵品と
売却されて各地にある作品や、
返還されずにフランスに留め置かれた作品も展示しています。
目玉はゴッホ「アルルの寝室」でしょうか。
普段はパリのオルセー美術館にあります。

また、モネ「睡蓮、柳の反映」を
デジタル復元した画像も見られます。
復元画像は撮影可でした。

来場者も多く混雑しています。
日本の文化に松方は大きく貢献しました。
企業経営者がここまで社会貢献できるとかっこいいですね。
物の見え方、表現の仕方を感じる休日になります。
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