新型コロナウイルス不況に備える

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

世界各地で新型コロナウイルスの感染拡大が進み、
WHO(世界保健機関)はパンデミックと表明しました。

残念ですが、世界的な不況に突入することが避けられなくなりました。

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日本の貿易相手のトップ3である、
中国、米国、韓国では日本より感染拡大が進んでおり、
欧州も深刻な状況です。

そのため、すでに観光や小売では
2月から大きな影響が出ていますが、
製造業など他の業種でも業績を大きく下押しします。

設備投資の減少、雇用の縮小、賃金の低下は必至で、
ほとんどの業種で少なくとも1年程度は業績が悪化しそうです。

中小企業経営者としては、以下の点に備えましょう。

・政府系金融機関やセーフティネット保証を使って
低利の融資で早めに手許現金を厚くしておきましょう。

・従業員が感染すると、会社が休業に追い込まれる
可能性があります。できるだけ従業員が感染しないように
会社としても努めることや、仮に感染者が出た場合でも
業務が続けられるような組織運営をしましょう。

早く収束するかもしれませんが、長く時間がかかるかもしれません。

政府や地方自治体の支援策のチェックや、
商工会・商工会議所などの相談窓口も活用しましょう。

経済産業省:新型コロナウイルス感染症に関連した支援策
https://www.meti.go.jp/covid-19/index.html

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