今日はレジ袋有料化についてです。
プラスチック製買物袋を使う小売業は、
今年の7月からプラスチック製買物袋を
原則として有料にしなくてはいけません。

製造業など他の業種でも
事業の一部として小売を行う場合は
レジ袋の有料化の対象となります。
紙袋、布の袋は無料で提供できます。
プラスチック製でも、持ち手のない袋、
フィルムの厚さが50マイクロメートル以上の袋、
海洋生分解性プラスチック100%の袋、
バイオマス素材(植物由来)の配合率が25%以上の袋は対象外です。
また、景品、試供品、商品券を入れる袋、
陳列されている時点ですでに袋詰めされている場合のその袋、
クリーニングの袋は対象外です。
中小企業の対応策はおよそ次の3つでしょう。
1.レジ袋に2~5円を徴収し、マイバッグの持参を呼びかける
2.有料化対象外となるレジ袋に切り替える
3.1と2を組み合わせる
無料配布を続けたい時に候補となる
バイオマス素材配合のレジ袋の価格は、
通常のレジ袋とほぼ同じか、少し高いくらいです。
下の企業のサイトを見ると、価格のおよその相場観がわかります。
アスクル 無料で配れる環境にやさしいレジ袋_バイオマスレジ袋
https://www.askul.co.jp/sf/kankyobag/kankyobag00/0/
シモジマパッケージプラザ
https://shimojima.jp/shop/default.aspx
ストア・エキスプレス
https://www.store-express.com/CGI/index.cgi
店としての対応策を5月には検討をしたいです。
袋を変えて無料を続ける場合、
今までのレジ袋の在庫を一掃するので、
その期間を考慮して早く決めなくてはなりません。
10円単位で値付けしたい店は、
レジ袋に10円徴収して、
例えば7円を環境保全への活動に寄付する方法もあるでしょう。
ちなみに、食品小売業では消費税率8%で
レジの設定を昨年から変えていない店もありますが、
レジ袋は軽減税率8%ではなく10%ですので要注意です。
レジ袋を1枚2円として5枚買うと
10円ではなく11円となります。
5枚買うお客様はごくわずかでしょうが、気を付けてください。
レジ袋有料化の詳細は
経済産業省のwebサイトやガイドラインをご覧ください。
経済産業省:プラスチック製買物袋有料化
https://www.meti.go.jp/policy/recycle/plasticbag/plasticbag_top.html
経済産業省・環境省「プラスチック製買物袋有料化実施ガイドライン」
https://www.meti.go.jp/policy/recycle/plasticbag/document/guideline.pdf
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