キャッシュレス消費者還元事業による5%還元が6月30日で終了します。
中小企業ではPayPayだけを導入した店が多いです。
PayPayは手数料がかからず、
かなり熱心に営業活動に注力しましたので、
中小企業に選ばれました。

しかし、5%還元が終了すると、
消費者のPayPayの還元率は
原則5.5%から0.5%になりそうです。
ポイント還元の魅力は大きく低下します。
PayPayを続けるか、止めるか、
迷う店もあるでしょう。考えていきます。
PayPayにかかる費用から確認します。
決済システム利用料は2021年9月30日まで無料です。
入金手数料は、ジャパンネット銀行の場合は無料です。
その他の金融機関では7月以降、
入金サイクルが当月末締めで月1回の入金は無料、
累計決済金額1万円以上で都度の入金は105円です。
そしてメリットとデメリットを考えます。
PayPay継続のメリット
・新型コロナウイルスが気になる中、お金を触らなくてよい
・0.5%のポイントでも節約家のお客様には嬉しい
・手元に現金がなくてもクレジットカード払いで買物をしてもらえる
・PayPayは9月から始まる「マイナポイント」の対象
マイナポイントの詳細は発表されていませんが、
PayPayに上限5000円分のポイントがつけられるので、
使いたいお客様はいるでしょう。
PayPay継続のデメリット
・現金とPayPayの売上集計が面倒
・返金処理が面倒
・PayPayの利用が少ないのに手段を残しておくのは面倒
利用するお客様が少ない店では、
キャッシュレス化のメリットは感じられず、
現金のみにした方が運営効率がよい場合もあります。
それぞれのお店の状況に合わせて判断しましょう。
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