「行動観察」の基本

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は書籍のご紹介です。

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「行動観察」の基本
松波晴人、ダイヤモンド社

デザイン思考はだいぶビジネスに広まってきました。
デザイン思考では観察や共感が重視されますが、
行動観察はたいへん有用です。

「場」を観察して本質をとらえ、ソリューション(問題解決策)を
発想する方法論が、本書で提案する「行動観察」である。

と「はじめに」で著者は述べています。

行動観察の解説や事例はもちろん、観察した事実を、
新しい視点・発想で見直す「リフレーム」の重要性や、
収集した事実を深く掘り下げて抽象化してインサイト(洞察)を
得ることの重要性を訴えています。

2013年に同じ著者の行動観察に関する本を
当ブログで取り上げました。

ビジネスマンのための「行動観察」入門
https://brand-design.seesaa.net/article/378486013.html

今回の本はさらに詳しく書いた本です。

行動観察から仮説を生み出し、
イノベーションに取り組むことは中小企業に向いています。

マーケティングではデータがよく用いられますが、
中小企業ではデータの数をたくさん集めるのが難しいです。

行動観察は、少数の対象者をじっくり観察して
仮説を生み出すことに注力します。

人の何気ない行動から、ニーズを探る行動観察を
私もコンサルティングの現場で大切にしています。

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