こころや経営理念を大切にする鎌倉投信

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
横浜は梅雨らしく、ぐずついた天候が続きます。

6月は雨でも鎌倉にあじさいを見に出かけたものです。
今は行楽を控えていますが、例年なら行きたいですね。

今日は鎌倉投信の紹介です。
鎌倉投信は投資信託「結い2101」を運用、販売しています。

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鎌倉の古民家を本社屋にしています。
一般的な投資運用業とは趣がかなり異なります。

ほとんどの投資運用業は
高いリターン(投資収益)を目指しています。

一方、鎌倉投信の投資哲学は、
「投資は『まごころ』であり、金融とは『まごころの循環』である。」
であり、投資の果実(リターン)を
「資産形成」×「社会形成」×「豊かなこころの形成」
と定義しています。

「まごごろ」の投資で「こころの形成」を目指す、
という心を重視する投資信託は稀で、
これを建前ではなく、本気で目指して実現させ、
経営も成り立たせています。

かなり独創的で革新的な金融ベンチャーです。

投資した人向けに行う「受益者総会」や、
毎月発行される「結いだより」、
毎週社長が執筆されるメールマガジンから学ぶことも多いです。

いい会社とは、経営者とは、経営理念とはどうあるべきか、
といったことを鎌田社長だけでなく、
「結い2101」の投資先企業などからも
うかがって学んでいます。

私は下の書籍で興味を持ち、
2013年から「結い2101」に投資していますが、
本当に良かったと思います。

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「結い2101」よりリターン(投資収益)が良い
投資信託はたくさんあります。

それでも「結い2101」への資金流入が続くのは、
顧客が経営理念や投資哲学を鎌倉投信の信念として感じられ、
同社が実際に行動し続けているからでしょう。

会社の規模は小さいですが、ブランド力は高いです。
知名度があり、ファンがいて、差別化もできています。

経営戦略やブランド戦略は重要ですが、
会社の基礎は経営理念であることを鎌倉投信は教えてくれます。

鎌倉投信について語れることはたくさんあります。
またいずれ取り上げるかもしれませんが、
今日はこのあたりで。

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