おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2021へ行ってきました。
東京ミッドタウンデザインハブにて開催されています。
2021年度グッドデザイン賞は、
過去最多となった5,835件の審査対象の中から
1,608件が受賞しました。
その中でさらに「グッドデザイン・ベスト100」に
選ばれたデザインが展示されています。
入場無料ですが今年度は事前登録が必要です。
目に留まったデザインをこれから数週にかけてご紹介します。
2021年度の「グッドデザイン大賞」は
株式会社オリィ研究所の「遠隔勤務来店が可能な『分身ロボットカフェDAWN ver.β』と分身ロボットOriHime」になりました。
https://www.g-mark.org/award/describe/52931
「分身ロボットカフェDAWN(ドーン)」は、
ALSなどの難病や重度障害で外出困難な人々が、
分身ロボット「オリヒメ」「オリヒメ-D」を
遠隔操作しサービススタッフとして働く実験カフェです。
日本橋にあるそうです。
オリヒメはカメラとマイクとスピーカーを内蔵し、
ネットを使って遠隔操作、ジェスチャーや会話ができる
全長約20cmの分身ロボットです。
オリヒメディーは接客やものを運ぶなど、
移動も可能な全長約120cmの分身ロボットです。
「分身ロボットカフェDAWN ver.β」は、
「動けないが働きたい」外出困難者たちが
社会参加しやすくなることを目指しています。
カフェにいずれ伺いたいですが、今日は
JDNのインタビュー記事をご紹介します。
https://www.japandesign.ne.jp/interview/orylabo-dawn-1/
単にロボットを使っているだけでなく、
店の運営や仕組みづくり、人づくりまでも見事だと思いました。
日本から世界へ、未来が明るいことを示しているデザインです。
大賞にふさわしいですね。
次にご紹介するのは、グッドデザイン金賞に選ばれた
株式会社ミヤゲンの「easy脱着ガウン」です。
新型コロナウイルス感染拡大によって、
防護服が不足し、使いまわすことが起きました。
防護服の上からも簡単に着脱できるガウンで、
背面で結ぶタイプの従来のガウンと異なり、
被るだけ着られ、背中のミシン目で脱ぎやすくもなっています。
次もグッドデザイン金賞となった
スズキの「KUPO」(クーポ)です。
電動車いすですが「乗車モード」だけでなく、
「歩行モード」があり、手押し車のように使えます。
電動車いすは便利ですが、ユーザの
「自らの足で歩きたい、いつまでも健康でいたい、
寝たきりの状態は何よりも怖い」という声を受け止め、
歩くことを支援しながら、歩き疲れたら電動車いすになる
よいデザインと思います。
ワンタッチで簡単に切り替えられるそうです。
発売はこれからのようです。動くところを見てみたいですね。
ご紹介は次回以降にも続きます。
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