GOOD DESIGN EXHIBITION 2021のレポートの続きです。

今日は子ども向けのデザインをご紹介します。
便利と思った商品が、
メテオAPAC株式会社の「スマートキッズベルト」です。
https://www.meteorapac.jp/carcare/smartkidsbelt/

このスマートキッズベルトをシートベルトにつければ、
チャイルドシートと同じように
子どものシートベルトになります。

ポーランドで作られた商品のようですが、
日本の警察でも認められていて使用できます。
チャイルドシートは場所をとりますし、
タクシーや人の車に乗る機会にあると便利です。
次は「NAVITIME for Baby」です。

ナビタイムは移動ナビゲーションシステムですが、
この「NAVITIME for Baby」は
「ベビーカー」「抱っこひも」「一緒に歩く」
にあわせた最適なルートを提示します。
授乳室やおむつ替え場所の情報も提供してくれます。
また、電車で開くドアの方向を教えてくれます。
開かない方のドアにベビーカーを寄せやすいです。
これらを無料で提供していることに驚きました。
ナビタイムは、かゆい所に手が届くサービスとして進化していますね。
次はグッドデザイン金賞を受賞した「POCKIT GO」です。

中国企業の商品で日本では販売されていないようです。
重さ7kgで「370mm×345mm×180mm」のサイズに
折りたためる超小型のベビーカーです。

新幹線や航空機の利用時にはとても便利ですね。
マグネシウムを使い強度にも気を配っています。
今日、最後にご紹介する商品は子ども以外の方にも喜ばれる商品です。
大栗紙工株式会社の「まほらノート」です。

光の反射を抑え、罫線を識別しやすくし、
シンプルなデザインにしたノートです。
発達障害のある方の
「紙からの反射が眩しくて文字が書きにくい」
「罫線以外の情報が気になって集中できない」などの
声を聞いて商品開発しています。

企画の初期段階から発達障害当事者を巻き込んだ
インクルーシブデザインを実践した点も評価されています。
こうしたデザインを見ると幸せな気持ちになります。
良いデザインは、キッズデザイン賞とグッドデザイン賞の両方できちんと評価されてほしいです。
レポートは次回以降も続きます。
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