日経デザイン2022年6月号「パーパスブランディング最前線」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は日経デザイン2022年6月号、
特集は「パーパスブランディング最前線」についてです。

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ここ数年「パーパス経営」という言葉を
目にすることが増えてきました。

パーパスとは目的、存在意義を意味します。

パーパス経営は、「自社は何のために存在するのか」
「企業の存在価値は何か」を考え、
そのパーパスを掲げることで、
社員やお客様などに企業活動に
理解、共感を深めてもらう経営です。

ソニーグループは2019年、
「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」
というパーパスを発表しました。

今回の特集は、なぜパーパスが重要なのか、
パーパスを掲げた企業の事例、
パーパスは社是やビジョンとどこが違うのか、
に迫って取り上げています。

ブランドにおいて話題となっているテーマですので、
ご興味ある方は読んでみてはいかがでしょうか。

ここからは日経デザインではなく、私の考えになりますが、
「経営理念やブランドビジョンがすでにあるが
新たにパーパスを策定すべきか」
という中小企業からの問いに対しては、
「つくらなくてもよい、気にしなくて良い」が私の答えです。

経営理念、社是、ミッション、ブランドビジョン
といった言葉の違いよりも
むしろ、社員やお客様に受け入れられているか、
共感されているか、
経営者自身の経営指針となっているかを気にしてほしいです。

日経デザイン2022年6月号の誌面で紹介されていますが、
アイディール・リーダーズが2021年7月に実施した
「パーパス策定企業に勤めるビジネスパーソンへの実態調査」
によると、
https://ideal-leaders.co.jp/blog/purpose-assessment-attitude-survey/

社員の中には会社のパーパスについて、
以下のような違和感を感じている方もいるそうです。

「表現が一般的すぎてどの会社の存在意義にもあてはまる」
「ワクワクを感じない」
「自社らしさを感じない」

経営理念でもパーパスでも、
「自分たちらしい行いは何か」
「自分たちは何をしないのか」
を考えて、行動することがとても重要です。

現状がそうしたものになっていないのなら、
新しくパーパスを策定することは意義があると考えます。

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