おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
横浜市民、ハマっ子が愛する崎陽軒のシウマイ弁当。
シウマイ弁当は日本一売れている駅弁とも言われています。
そのシウマイ弁当に入っている
「鮪の漬け焼」が「鮭の塩焼き」に1週間だけ
変更されたところ、客が押し寄せてすぐに完売しました。
崎陽軒は、新型コロナウイルス感染拡大で、
鮪の仕入が難しくなったため、8月17日から23日まで
「鮪の漬け焼」を「鮭の塩焼き」に変えると8月9日に発表しました。
私は新聞記事でそれを読んで、
マグロは好きだったので少し残念と
思っただけだったのですが、
せっかくだからこの機会に食べてみたい
と思われた方が多かったみたいです。
切り替わると崎陽軒の売店に行列ができていて驚きました。
私はインスタ映えで、話題に飛びつく人が
初日に買ったのかなと思って見ていました。
崎陽軒の想定を超える人気でした。
その後、マスコミの多くが取り上げたこともあり、
人気に拍車がかかって、
すぐに売り切れてしまう状況になり、
崎陽軒は十分に供給できないことをお詫びしています。
1週間だけ切り替えるという期間限定が
客の購買意欲を高めたようです。
仮に、これから「ずっと鮪から鮭に切り替えます」
なら切り替え前の鮪にむしろ人気が出るでしょう。
また、「鮪の漬け焼の他に、
鮭の塩焼きバージョンも1週間併売します」でも、
鮭がここまで売れなかったような気がします。
マーケティング、販売促進として
狙ったわけではないところも
消費者としては逆に買いたくなった要因でしょう。
単なる期間限定品ではなく、
やむを得ず、一時切り替えざるを得ないニュースで、
マスコミも報道意欲が強まりました。
限定品は人気があること、
食材の調達が一時的に難しければ
きちんと説明した上で切り替えれば、
むしろ興味を持たれる可能性もあると知っておきましょう。
崎陽軒のシウマイ弁当はたいへん人気のある
定番商品ですが、そこまでの人気商品でなくても、
中小企業でも当てはまることはあると思います。
鮭の塩焼きのシウマイ弁当も美味しくいただきました。
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