GOOD DESIGN EXHIBITION 2022(5)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2022のレポート最終回です。

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グッドデザイン・ベスト100の中から
私が注目したデザインをご紹介しています。

株式会社abaの排泄ケアシステム「Helppad」です。
https://helppad.jp

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「Helppad」(ヘルプパッド)は、
においセンサーで尿と便を検知するパッドです。

ベッドに敷くだけで排泄を検知できます。
介護での「おむつを開けずに中が見たい」ニーズに応えます。

どの程度のにおいで感知できるのか関心があります。

おむつでも濡れると知らせる機能はありますし、
これからも進化すると思いますが、
介護の負担が減るデザインは喜ばしいです。

今日のふたつめは、株式会社NITTO CERAの
シャワーシステム「SHIN-ON」です。

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さすまたのような形をしたシャワーヘッドで
360度とまではいきませんが、四方八方から
体を包み込みようにお湯が出て温まれるシャワーです。
既存のシャワーヘッドと併用して使い分ける感じです。

浴槽に入らずに温まれるのはいいですね。
洗車マシーンに人間が入っているみたいです。

次にご紹介するのはセイコーのメトロノームウオッチです。
https://www.sii.co.jp/music/mw/index.html

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音楽家や学生に向けた時計です。

時計モードとメトロノームモード、基準音モードの
3つがあって、モードを切り替えられます。

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時計モードで、短針だけで時刻を表示することに
驚きましたが、
「身につけるだけでも音楽を感じられるような腕時計」
というコンセプトで、コンパクトに美しまとめた
デザインは面白く評価したいです。

最後に紹介するデザインはデジタル庁です。

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新型コロナウイルス接種証明書アプリを例に
サービスデザインの取組が受賞しています。

デジタル庁では、サービスデザインの必要性を
組織で認識し、サービスデザインチームを立ち上げ、
民間企業からデザイン専門人材を積極的に採用して
プロジェクトを推進しました。

サービスデザインチームは、
デジタル庁において部門やプロジェクトを横断して
課題解決を取り組むチームです。

デジタル庁のサービスデザインの取り組みは
下のリンクを参考にしてください。
https://www.iais.or.jp/articles/articlesa/20220610/202206_01

利用者視点でさまざまなシステムが
使いやすくなっていくことを期待します。

今年のグッドデザイン・ベスト100のご紹介は今日が最終回です。
また来年も素晴らしいデザインを見るのが楽しみです。

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