おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
2022年をデザインで振り返ります。
今年は物価が大きく上昇しました。
長く日本では物価が上がりませんでしたが、
消費者物価指数、企業物価指数は40年ぶりの上昇率となりました。
円安、エネルギー価格の上昇が大きく影響しました。
デザインにおいてもパッケージ、包装資材の見直しが進みました。
日本経済新聞「ダイキン、製品梱包ミリ単位で見直し 輸送コスト上昇で」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF1596J0V11C22A1000000
ダイキンは製品の梱包をミリ単位で見直して、
コンテナに積載できる製品の量を増やすそうです。
発泡スチロールや段ボールのサイズを自動計算で縮小するシステムを開発したそうです。
アサヒスーパードライも6缶パックの紙の使用量を減らす
新しいパッケージを出しています。
https://www.asahibeer.co.jp/news/2022/0524_1.html
また、環境配慮のため、パッケージ素材を
プラスチックから紙に変更する流れも続いています。
ソニーのオリジナルブレンドマテリアル
https://www.sony.com/ja/SonyInfo/csr/eco/technology/original-blended-material
DNP 今注目を集める紙包材の最前線とは?グローバルでの最新事例・紙包材の特徴を解説!
https://www.dnp.co.jp/biz/column/detail/10162822_2781.html
DNPの記事によれば、米国大手飲料メーカーでは、
炭酸飲料ボトルの紙化に挑戦しているようです。
原油価格、包装資材価格の上昇と
脱プラスチックの流れから、木、紙に
素材を変更する流れは続きそうです。
販売価格を上げたくないため、
内容量を減らす実質値上げも多くなりました。
客をだますようなデザインは好きではありませんが、
以下のような記事も目をひきました。
Fashionsnap.com パッケージデザインに与えるインフレの影響
https://www.fashionsnap.com/article/2022-04-30/package-design
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