むさし府中商工会議所のデザイン経営成果報告書

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は、むさし府中商工会議所の
「デザイン経営 成果報告書」の話です。

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報告書をいただく機会があって拝見しました。

webサイトに公開されていないようですので、
細かい内容は記しませんが、
5社のデザイン経営に関する支援事例集です。

デザイナーや中小企業診断士が、
商工会議所の経営指導員とともに
中小企業の経営改善に取り組んでいます。

ミッション(経営理念)の明確化、
店舗のネーミング、外観デザイン、ロゴデザイン、
パッケージデザインなどの提案のほか、

従業員へのブランド浸透(インナーブランディング)
に取り組んだ事例もありました。

私は特に支援を受けた企業の声が興味深かったです。
(支援した内容はなんとなくわかるからかもしれませんが)

・デザイン思考の視点・考え方に初めて触れた

・お客様目線で課題を発見して、
解決策を社員と考える機会がよかった

・ワークショップで他の参加者の意見を知って、
非常に勉強になった

新しいデザインができて良かったではなく、
第三者や顧客の視点で課題を見つける、
従業員と一緒に課題解決を考える、
ことの良さを話しています。

もっとお客様に喜ばれる企業になる、
社員が生き生きと働ける会社になる、
ための課題発見、課題解決に
デザイン経営が活かせることを表していると思います。

報告書は、むさし府中商工会議所に行けば、手に入るかもしれません。

この記事へのコメント

  • 毛利信哉

    山口さま
    始めまして、むさし府中商工会議所さんでご支援させていただいたデザイナーの毛利です。レポートのご紹介有難うございます。
    私自身は、共感から始まり、課題を見つけ、アイデアを出し、そのアイデアの具現化(プロトタイピング)を行い、検証し、またその結果を元にさらにマーケットフィットにつなげ続けるデザイン思考の考え方は、経営の加速化のみならず、地域活性化や教育に生かせるどいう強い信念を持っています。その想いを形にすべく、日常のデザイン業の傍ら、現在私の暮らす、岡山県新見市という中山間地域にて、デザイン科、アート科がない高校の部活動の外部顧問として手弁当でデザイン思考を教える取り組みをこの春より開始いたしました。
    そこでは、鏡に映る自分ではなく、自分が鏡側に立って様々な映り手になり替われる視野の広さを育み、そこに映しだされる人々が抱える課題や要求を満たすものとは何かを考え、そこで起こり得る問題や課題は何かを高校生たちと一緒に検証し考えていきたいと思っています。そしてその活動により、この地に生まれた子供たちが自らの手で故郷の課題を解決する真のデザイン思考家として近い将来、社会で活躍してもらえることを夢見ています。
    学生たちの発表の場でも相談の場でも構いません。また同様に皆様の最寄りの中学、高校で、デザイン思考を学ぶ機会を与える活動でも構いません。何かご協力いただけることがありましたら、ぜひお力添えをお願いいたします。
    どうぞ宜しくお願いいたします。
    2023年04月25日 01:46
  • ブランド経営コンサルタント

    毛利信哉さま
    ブログへのコメントありがとうございます。たくさんの実績がおありなのですね。むさし府中商工会議所の報告書も興味深く拝見しました。ご一緒できる機会があるとよいですね。
    2023年04月25日 09:27

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