おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
商標出願のファストトラック審査が明日の出願から休止されます。
再開時期は未定です。
https://www.jpo.go.jp/system/trademark/shinsa/fast/shohyo_fast.html
簡単にお話しすると、ファストトラック審査は
類似商品・役務審査基準などに記されている言葉と
まったく同じ言葉で商品や役務を指定して出願すると、
出願から約6か月で最初の審査結果通知を行う制度です。
特許庁によると、審査期間の短縮に伴って
休止することにしたそうです。
手がける業務が、類似商品・役務審査基準などに
十分に書かれていて、トラブルになりそうもなければ、
お手軽な方法として私はお勧めしていました。
審査期間が以前より短くなり、
最初の審査結果通知を約6か月で行うメリットが
薄くなってきたということでしょうか。
商標審査着手状況を見ると、
ファストトラック審査でなくても6か月程度で
審査を行うようになっています。
商標審査着手状況(審査未着手案件)
https://www.jpo.go.jp/system/trademark/shinsa/status/cyakusyu.html
ファストトラック審査は「試行」として始まりましたが、
本格運用せずにこのままなくなるかもしれません。
また「ファストトラック審査サポートツール」は、
「商品・役務サポートツール」と名称が変わり、
URLもかわりました。
「商品・役務サポートツール」
https://tmfast.jpo.go.jp/tmsupport/top.html
商標法第6条(指定商品が不明確等)の
拒絶理由を回避するための
商品等の調査・確認を支援するツールとして、
引き続き使えるようです。
ファストトラック審査についての参考記事
2022年05月27日:商標登録の審査を早くする方法
https://brand-design.seesaa.net/article/488405224.html
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